2010/08/28

-ミーハーですとも-


息子を連れていつもの様に峰の原の公園へ遊びに行き、
いつもの様にペンションふくながへ寄らせて頂きました。

が、この日は迎えて下さった一美さんも
やっぱりねというお顔。

というのも

以前から一美さんにお話を伺っていた

コスタリカで活躍されている探検昆虫学者の西田賢司さん

ペンションふくながへ
お母様といらしていらしているというのを聞いていたので

もしかするとお会い出来るのでは?
と期待を胸に
ワクワクしながら寄らせて頂いたのです。

さりげなく登場したつもりが、
すっかりお見通しの一美さんは西田さんに
「貴方が来て居るからこの人は来たのよ。」と仰って。

ちょっぴり恥ずかしかったけど

そんな突然の訪問者に、西田さんは嫌な顔1つしないで
興味深いお話して下さいました。

特に驚いたのはムシコブのお話。

成虫でも1mm程度の小バエが植物の葉や茎に卵を産み、
唾液等の分泌物を葉脈へ刺す事で、葉脈が変形し
卵の様なコブが出来るそうです。
幼虫は卵から孵るとそのコブの内部を食べて大きくなり
ムシコブを破って外へ出てくるのです。

西田さんが撮られたという、
幼虫が出て行った後の穴のポコポコとあいたムシコブや
中に何匹かが綺麗に並んではいっている断面の
写真も見せてくださいました。

これは小バエだけでは無く、
多くの昆虫が同じ様にムシコブを作るのだそうですよ。
中には幼虫が自らコブを作るものも居るんだとか。

生まれたての赤ちゃんが皆でせっせとおうちを作って
仲良く1つ屋根の下(コブの中?)で成長していく姿、
想像すると何だか可愛くってニヤけてしまいます。

ご自分では「僕は普通の人間ですよ」とおっしゃいましたが
かなりユニークな方だと、私を含めそこに居た皆が思っていたハズ。

お話出来ただけでも嬉しかったのに
西田さんの著書、
“色からはじめよう”にサインまで頂いてしまった上、

最後に息子と3人で写真まで撮って頂いて、
これじゃあ何だか完全にミーハーですよね。

「何故ヒゲも剃っていない僕の写真なんか・・・」と仰った西田さんに

「アイドルだもの。昆虫界の!」と、一美さん。

私、ファンクラブに入っちゃおうかな。

こんな魅力的な西田さんは
今週末の日曜日の情熱大陸に出演されます。

これは見なくちゃ。

ちなみに、これがその写真。西田さん、本当にありがとうございました。




2010/06/28

-オマール少年-

突然ですが、ある少年の話を紹介させて下さい。


少年の名前は オマール・カスティーヨ
(メキシコ)

(現在彼は30歳、1児の父です。)

これは彼が8歳の時の話です。





以下、絵本『ぼくのジャングルを救って!』
     
     モニカ=サーク/ビヤネール多美子
          B=A=ルーネルストロム 絵      
              出版:偕成社 
              
より抜粋させて頂きます。
  _____________


ある日、オマール君は おじいちゃんから
ずっと南のジャングルの話を聞きました。


どこまでも高い木
沢山の動物たち
澄み切った空気

オマール君は胸を躍らせて、
いつかきっとジャングル
訪れようと心に誓ったのです。




ところがその夜、テレビ番組が



メキシコに沢山あったジャングルが
現在はラカンドン・ジャングル
という所だけになってしまっていて
そのラカンドンまでもが伐採されようとしている。

と伝えているのを目にします。





ショックを受け、何とかしたいと思ったオマール君は

「大統領に訴えれば何とかしてくれるよ」

というお父さんの言葉を信じ、
大統領に手紙を書きました。

ところが 何通書いても返事は来ません。

そこで彼は自分の足でジャングルへ行こう、
と 固く決心するのです。

それは とてもとても遠い旅です。


8歳の子供をひとりで行か
せるわけにはいかない、と
お父さんも一緒に行く事に
なりました。


貧しい父子は途中で
食べ物を買えなくなってしまいます。

しかし、応援してくれる人が現れ

ついに2人は、1400kmの距離
(青森〜九州間ほどもあるのです)

39日間かけて歩き切ります。

オマール君は夢にまで見たジャングル
自分の目で確かめました。

それから市長に会って、
木を切らないで とお願いをしました。

しかし市長は本気にしてくれません

そこで彼は、やはり大統領に話すしかない。と

大統領宮殿前広場にテントを張って
会ってくれるまで広場を行進したのです。

そのうちに市民も集まって応援してくれました。
子供達も、行進に加わりました。





オマール君が広場を200回程まわった時、
ようやく大統領は会ってくれる事になりました。

大統領はオマール君達に
「心配しなくて良いよ。
 ラカンドンジャングルは
  残す計画があり
 1年後には伐採出来なくなるだろう。」
と言ってくれました。


しかしその後も、

ラカンドン・ジャングルの木は伐採され続けているのです。

   ___________


この物語は実際にあったお話で、
”ぼくのジャングルを救って!”
という絵本になりました。
(残念ながら絶版になってしまいましたが。)

そして、これを読んだ
スウェーデンの子供達は感動して
オマール君を支援する様になりました。




日本でもこの事が新聞に載り、
オマール君を支援したい。
と言う少年が現れます。

それが 当時 12歳だった 中山二郎さん です。

中山二郎さん (彼は、長野県在住のプロスノーボーダーで、
             現在は県産カラマツの間伐材でスノーボード等を
               作る活動をされています。
                 GREEN. LAB ←詳しくはコチラから )

とお母さんの 福永一美さん は地域の方々にも声を掛け、
熱帯林を保護する会をスタートされました。

そして、これが以前このブログでも
紹介させて頂いた (click!)


この にっぽんこどものじゃんぐる は今、
次の(新たな)ステップ 踏みだそうとしています。

私は、これまで携わって来られた方に支えられながら
今回興味を持って下さった方々や友人達と
これから何が出来るのか。
(どうすれば子供達にジャングルを残してやれるのか)
を考えて行きたいと思っています。

長々と書いてしまいましたが、
今後この にっぽんこどものじゃんぐる に関する事を
ブログ内に 専用のスペースを設けて
書いて行きたいと思います。

興味を持たれた方は、是非覗いてみて下さいね。

さて、これから haluta祭 (7/18@ haluta ueda) (←click!)
のマーケットへ出店予定の
刺繍 T-shirts でも制作しようかな ♪




2010/06/05

-わたしに出来ること-


先日、峰の原にある ペンションふくなが(click!) さん へ
お邪魔して来ました。

ここは主人の親しい友人、中山二郎さんの実家で
彼は県産カラマツの間伐材でスノーボード等を
作っている 活動家です。 gleen lab (click!)

お母さんの 福永一美さんは
もう20年もの間
ペンションを営みながら
の 活動をされています。

2人の息子さんがまだ小学生の頃から
コスタリカの熱帯林保護の活動を始められて、
地道に現在まで続けてこられたのですが

こどものじゃんぐる という名の通り
この熱帯林保護は次の世代の 子ども達にジャングルをのこしたい。
という活動で、ぜひ今後 新しい世代に受け継いで行きたい
と思ってらっしゃるというのを耳にして

詳しい事は分からないけど
ただ興味のあった私は

なにやら難しそうで
脳みそがパンクするんじゃないかという
不安を抱えながらも、
とりあえずお話を聞きにうかがったのです。

ヨガに行く日だと聞いていたので
ちゃっかり私もヨガパンツ持参で。

思った以上にパワー系だったヨガに
筋肉が悲鳴をあげましたが
良い感じにリラックス出来て(?)

一美さんの手づくりお菓子と
美味しいお茶を頂きながら
いざ こどものじゃんぐる のお話(やっぱしドキドキ

「あの、一応ホームページには目を通しましたが
 あまり分かっていません。」

という私にサラッと

「あら、私もいまだに理解してない事だってあるわよ。」

と一美さん。

それから私にも分かりやすくシンプルに

今日本で使われている木材のほとんどが輸入材
何故かというとそれはとっても安いからで、
よりコストを抑える為に
外国の、たとえばコスタリカなんかの
原生林の木を伐採していて、
そこには沢山の動物達が暮らしていて
彼らが住む場所を奪われてしまっているのだよ。

と説明してくれました。

だからその熱帯林を保護するために
募金をしたり、
国産の木材を使う様にしたり、
分かりやすい説明を子ども達にして
行く事が必要なんだと。

うん、私にも分かりました!

確か、コスタリカの熱帯林にはキレイな野鳥達や
ナマケモノとか、名前は忘れちゃったけど
沢山の種類のお猿さんたちや リスや
他にもいろんな動物が 住んでいる、
というのは 前にテレビで見たことがあります。

インターネットで調べてみたら
いっぱい出てきました。

かわいい


     





















単純に、私たちが必要以上に伐採する
お陰で、彼らが絶滅に瀕しているのは
ダメなんじゃないか?

私の出来る範囲で
なにか動き出せたら良いな、と思いました。

今まで環境問題とかって
考えれば考えるほど矛盾が出てきてしまったり

イベントなんかに参加してみても
格好良くて憧れはするのだけど
いかにもソッチ系の格好をされている
本格的な雰囲気の方々に圧倒されてしまったりで
(徹底されている方にリスペクトはしますが
  私にはそこまで出来ませんという意味です。
   語弊がありましたらゴメンナサイ。)

なかなか入り込めない所があったのですが

今回 そのあたりの事も

「誰かにやれといわれた話でも無いんだし
  自分が楽しい範囲でやらないと
   長くやっていられないわよ。」

「あなたみたいな人や、もっと色んな
 意外なタイプの人がやるから面白いし、意味があるのよ。」

「考えだしたら私だって矛盾だらけよ?」

というような助言を頂いて、ハっ!

難しく考えてないで
やりたいと思う形楽しいと思える形
とりあえず前に転がってみようかな?と
思えました。

ちょびっとでも興味がある、という方

普段の服装が全然ナチュラルじゃ無いよとか
自分の車の排気量はデカイよ?という人とか
たまにゴミの分別もいい加減だよ、
という人でもほんとに誰でも

一緒に動いてみませんか?

また何かお知らせがあれば
ブログに書いて行きたいと思っています。

長い話を最後まで読んで下さったみなさん

どうもありがとうございました。

このブログをアップした事が
私にとっての始めの一歩なのかな?

長くやっていきたいので
のんびりペースで行きますが、よろしくお願いします。